どんぐり所長、あいさつしろって毎日言ってくるけどなんでクマ?

この記事では「あいさつ」についてお話していきます。

こんにちは、どんぐりです。
国家資格1級建築施工管理技士を持ち、マンション大規模修繕工事の現場所長をしている私が、「あいさつ」の重要性についてお話します。最後まで読めば、なぜ私たちが「あいさつ」をし続けるのか全て解る記事になっているので読んでいってくださいね。
大規模修繕工事という工事の特徴
新築や土木の現場と大規模修繕工事の決定的な違いがあります。
それは、お客様が住まわれている状態で工事を行うという事です。
新築ビルの現場のように白い壁の中に入れば関係者しかいない状態ならば、所長が王様のような態度をとってもいいかもしれません。
しかし、大規模修繕工事の王様は何といっても居住者様。コミュニケーションがとても大切です。
おはようございます!
こんにちは!
こんばんは!
あと私たちがよく使う…ご安全に!

私の現場では挨拶にかなり重点を置いています。
朝礼で声がでていなければ何度でも声出しをやります。
朝礼の時点で声がでない人間が、お客様の前で声が出る訳がないと思っています。
また、朝礼の時点で声出しを行うと、元気もでますし、ピンとした緊張感もうまれます。
こういう効果を求めて多用しているわけです。
あいさつを返されると嬉しい!
居住者様とすれ違う時、荷物を持っていたとしても口は動きます。
元気よく挨拶をすることを推奨しています。
お客様の方からもあいさつが返ってきて、とてもいい気分で作業を行う事ができます。
でも、中にはお返事いただけない方も。それでも作業員は元気よく挨拶を続けます。
私に怒られるので…というのは冗談として、一生懸命挨拶をします。

返して頂けると本当にやる気度100%アップです!
皆様も恥ずかしいかもしれませんが、作業員へ挨拶を返してみてくださいネ。
あいさつはコミュニケーションの第一歩
あいさつをする事によって、お客様との接点が生まれます。
顔を覚えて貰ったり、世間話をしていただけるようになったり。
お客様の気持ちを聞けたりして大事なコミュニケーションの時間が作れるようになります。
結構重要な情報が聞けたり、アポイントとれなかった方とアポイント取れたり…。
良いことづくめです。

家に帰っても、娘にあいさつの大事さを教えています。
その甲斐あって、元気よくあいさつしてくれる子に育っています。
恥ずかしいお話【職業病】
竣工時に挨拶してくれてよかったよ、と評価を頂くと「よしっ!」と充実感があります。
その充実感を味わいたいが為に、作業員への指導も熱を帯びてくるのです。
しかし、私自身、あいさつのし過ぎで職業病になっています。
恥ずかしい話を二つほど。
不審者?
ある日の夕方、工事事務所を閉め帰宅しようと、駅までの道を歩いていました。
少し考え事をしていて、ふっと目の前に女子高校生が。
そこで私は、

こんばんわ!
女子高生「えっ、あぁ、はぁ…」
やってしまいました。
場外です。
工事している建物の居住者様でもない。
しかも女子高生です。
下手すれば不審者です。

あっ、スイマセン…。
足早にその場を離れましたが、滅茶苦茶恥ずかしかったです。
店員?
またある時家族で行ったデパートでのこと。
エレベータ待ちをしている時にまた、考え事をしていた私。
扉がス~っと開いた瞬間。

こんにちは!
あの時の光景は今でも忘れられません。
エレベータに乗っている人が全員ぽかーんとして。
「やってしまった!」と隣の妻を見たらこちらもぽかーんと。
顔を真っ赤にして乗り込みました。(乗るんかい!)
まぁ、それだけあいさつ頑張っているんだよって事がわかって頂けたら…。
工事の作業員にあいさつを返してみよう!

これから大規模修繕工事を迎えられる方、今まさに工事中の方。
作業員がどれだけあいさつをしているか観察してみてください。
このあたりに作業員の頑張りが現れているかもしれません。
また、気が向いたらでいいのであいさつ返して頂けると、強面の職人も内心小躍りしている事うけあいです。

では、またっ!
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