ブロフラはイギリス英語 "Block of Flats"の略称です

【マンション大規模修繕工事】工事中に台風が来たらどうするの?【台風対策】

大規模修繕工事の工事中はマンションの廻りをぐるっと足場で取り囲みます。

その状態で巨大な台風が来たらどうするのでしょうか。

凄い強風が吹きそうだけど大丈夫かな?

みさきさん
みさきさん

この記事ではこの様なお悩みを解決していきます。

  • 工事中に台風が来たらどういう対策をするの?
  • 実際にどんな被害にあった?

ここで少し、私の紹介をさせてください。

プロフィール

どんぐり

  • 国家資格 1級建築施工管理技士
  • マンション大規模修繕工事 現場所長
  • マンションに携わり15年
  • 経済的自由を目指し、節約・副業・投資を実践
  • 副業として3つのブログサイトを運営
  • twitter フォロワー1600人以上

大型の物件や高難易度の物件などを経験してきている私が、台風に対しての対策を解説していきます。

是非、最後まで読んでいってくださいね。

目次

近年の状況

近年については、非常に大型で勢力の強い台風が本州に上陸する事が増えています。

また、滅多に台風が来ないとされる、関東以北についても台風が縦断するような事もでてきました。

比較的、台風に慣れているとされる西日本でも2018年の台風21号の様な、記録的な勢力の台風の通過により大きな損害をだしてしまいました。

これからは東日本においても、台風対策についてしっかりと考えていく必要があります。

大規模修繕工事での台風対策とは

台風が来るにあたって、大規模修繕工事での台風対策のほとんどは「強風対策」になります。

大雨に関しても対策が必要ですが、やれる事が限られています。

では、どういうところの対策が必要なのでしょうか。

  • 足場
  • 仮設物(フェンス、小屋、コーンバーなどなど)
  • 飛散物

では詳しく内容を見ていきましょう。

足場の台風対策

台風の際、足場で一番怖いのは強風による足場倒壊です。

メッシュシート

台風や春一番など強風が予測されている場合、マンション最上部付近の足場のシートが▲の様に折りたたまれているのをご覧になった方もおられると思います。

一般的な台風養生で、建物から突出する部分や風を受けやすい箇所などのシートを折り畳み、風を抜けさせて、足場に対する風応力や振動を軽減しようというものです。

▲の様に一部折り畳みの他に、シートを取り外してしまう場合もあります。

このあたりの判断は予想される風の強さや立地、経験などにより決定しています。

昨今は勢力の大きい台風が来た際、上部1~3枚のシートを取り外す場合が多くなってきました。

これは、旧来よりも風が強い台風が多くなった事で対策が強化されている事によります。

アサガオ(落下防止棚)

また、アサガオという大型の落下防止棚についても、固定やパネル取り外しを行います。

猛烈な風の場合、足場内を歩くための布板(アンチと呼んでいます)や階段枠なども浮き上がる場合があります、こちらについても浮き上がり落下の恐れのある箇所については固定を行います。

浮き上がって落下し、人などに当たったら大変ですから、しっかりと確認し固定します。

壁つなぎ

壁つなぎの状況も確認します。

壁つなぎとは足場と建物を繋ぐ倒れ止めの事で、これが抜けてしまうと足場が倒壊します。

ニュースなどで足場が倒壊したところをご覧になった事があると思いますが、ほとんどが、強風に耐えられず壁つなぎが抜けてしまったか、元々壁つなぎが少なかった事が考えられます。

台風の予報がでると、足場の壁つなぎをすべてチェックし、抜けかかっていないか確認します。

その際に、強風を受けると予想される箇所や、荷重がかかりやすい箇所については壁つなぎを増設します。

足場で大切なのは…

  • 風の受ける箇所を減らす!
  • 資材が飛ばないようにする!
  • 足場が倒れないようにする!

という事になるでしょうか。

仮設物の台風対策

工事の仮設物についても考えてみましょう。

工事の仮設物はどんなものがあるでしょうか。

  • 現場事務所
  • 仮設トイレ
  • 資材倉庫
  • フェンスバリケード
  • コーンバー
  • 手洗いシンク
  • 産廃用コンテナ

代表的なものはこういう所でしょうか。

現場事務所の対策

まずは外部に設置した現場事務所です。

組立式のプレハブやトレーラーハウスなどで設置しますが、簡単に言えば置いているだけです。

そのままでは転倒の恐れがあるので、台風の風速予想などで検討し対策を行います。

猛烈な風が予想される場合、チェーンやワイヤー等を用いて固定します。

また、窓も簡単に割れてしまうので、場合によっては板などで封鎖します。

仮設トイレの対策

仮設トイレも同様で、構造上倒れやすい為、チェーンやロープで固定します。

最近はあまりないですが、汲み取り式のトイレを設置している場合は事前時汲み取りまたは一時撤去を行います。

資材倉庫の対策

資材倉庫については、かなり重量のあるモノコングを使用する場合が多いのですが、こちらも転倒の恐れがありますので転倒防止措置を行います。

フェンスバリケードの対策

仮囲いのフェンスについては、転倒防止として単管などで固定。

各フェンスを番線などで緊結し、さらに頭つなぎを取ります。

さらに、通行側に倒れないよう、ロープなどで引っ張ります。

大きな被害が予想される場合、思い切ってフェンスを一時的に撤去し固めてしまう事も検討します。

コーンバーの対策

カラーコーンについては、通常のウエイト1つの状態では吹き飛んでしまう為、一時的に撤去しひとまとめにし風を受けないところで保管します。

その他の対策

掲示板や看板など、風を受けやすいものについても一時的に撤去します。

仮設物について、一時的に撤去されるので、管理組合様、居住者様にアナウンスを行います。

台風待機

多くの台風の場合、台風通過まで現場所員が現場事務所に待機します。

台風の状況や足場の状況を把握する為です。

現実、台風通過中になにかが起こったとしても、実際に現場で作業する事は非常に危険なためできません。関係者などへの連絡対応などとなります。

しかしながら、2018年の台風21号のような激甚災害クラスの台風の場合、台風通過時に待機するのは危険です。

安全な建物の中の事務所以外では待機禁止としたほうがよいでしょう。

プレハブの事務所に待機していると、小屋事吹き飛ばされる可能性もあります。

近隣にビジネスホテルなどがある場合は活用する場合もあります。

  • 現場に待機していても、台風中の対策は危険なのでほとんどできない
  • 現場の状況の確認とその後の対応を決める為に現地待機している

もしもの時の為に防災グッズの準備もお忘れなく

もしもの為に防災グッズは事前に準備しておきましょう。

どんぐり
どんぐり

実際に起こってからとか、台風発生してからでは遅いです!

強風の影響で電線が切れた場合、停電になるかもしれません。

また、大雨の影響で排水が流れなくなり、トイレなどが使用できなくなったというニュースもありました。

この様な事態を想定して、防災グッズを揃えて置きましょう。

私は中古のスーツケースに一式用意しています。

中に入れている主な物はコチラ

  • 非常食(長期保存用カロリーメイトなど)
  • ソーラー付きラジオ・ライト
  • 軍手・タオルなどの衛生用品
  • 防災トイレ
  • 子供用防災頭巾、ヘルメット
  • 電池
  • ソーラーバッテリー(スマホが充電できるもの)
  • 十徳ナイフ、手引きチェーンソーなどの工具
  • 簡単な薬箱

こういうものを単品で買い集めて揃えています。

でも実際にひとつずつ買うのは大変。

全てが入っているわけではないですが、まとめてセットになっている物もありますのでご紹介します。

これに足りないものを足すだけで、あっという間に防災グッズの完成です!

【まとめ】大規模修繕工事の台風対策

  • 大規模修繕工事では事前に台風の接近を察知し対策している
  • 台風通過前に仮設物の撤去や固定を行う
  • 現場もしくは近くに職員が待機するが、通過中は対処できない
  • あなたも防災対策をしておきましょう

大規模修繕工事の現場事務所では、常に天候に気を配り、予想して工事の段取りを組んでいます。

台風が発生すると早め早めに対策をし、実際に通過する時には現地にて巡回を行ったり、現場待機している事が多いです。

実際に台風が来た時に、マンション大規模修繕工事の現場がどういう対策をしているか、見てみてくださいね。

どんぐり
どんぐり

では、またっ!

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